2024.10.8 Tue
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視線が気にならず開放感抜群!2階リビングの魅力や間取りのポイントとは
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近年注目を集めている「2階リビング」。一般的に、住まいの中心となるLDK(リビング・ダイニング・キッチン)は1階に設けられることが多いですが、2階に設けることで、プライバシーを守りつつ開放感のある空間をつくり出すことができます。
今回は、2階リビングのメリットデメリットをご紹介します。2階リビングを建てる際のポイントやおすすめの人についても解説するので、2階リビングについて興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
2階リビングのメリット
まずは1階リビングとは異なる、2階リビングならではの魅力をご紹介します。
光を取り入れやすい
2階リビングは1階と比べて日当たりがいいため、自然光を存分に取り込める明るいリビングになります。大きな窓や天窓を設ければ、一日中明るい光に包まれた空間に。周辺の建物や塀の影響を受けにくいため、住宅密集地域でも十分な採光が可能です。
風通しがいい
2階リビングは、風通しのよさも大きな特徴。高さがあるため周囲の建物の影響を受けにくく、自然の風を効果的に取り込めます。複数の窓を適切に配置することで、心地よい通風を確保できるでしょう。
高い天井と相性がいい
上階がない2階リビングは、天井を高くしやすいのが特徴。高い天井は空間にゆとりを生み出し、より広々とした印象をもたらします。
2階リビングに高天井を組み合わせることで、実際の床面積以上の開放感を演出でき、住まいの快適性と魅力を大幅に向上できます。
プライバシーを確保できる
リビングといえば家族団らんの場所ですが、1階リビングでは外からの視線が気になって、くつろぎにくいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その点地上から離れた2階リビングなら、外部からの目線を気にせずに過ごせます。カーテンを開けたままでもプライバシーが保たれるので、明るく開放的な環境でリラックスできるでしょう。
構造的に安定しやすい
2階リビングには、構造的に安定しやすいというメリットもあります。その理由は、2階にリビングを設けると、1階は寝室や子ども部屋などの個室が多くなるから。これにより2階を支える柱や壁が増え、建物全体の耐震性が向上します。
2階リビングのデメリットとその対策
2階リビングには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。2階リビングを採用する前に、デメリットについても理解しておくことが大切です。ここでは2階リビングのデメリットと、その対策について解説します。
重い荷物の持ち運びが負担になる
生活の中心となるLDKが2階にあると、買い物した食材などを全て2階まで運ぶ必要があります。特に重い荷物を運ぶときは、負担に感じてしまうかもしれません。
<対策>
対策としては、間取りの工夫が挙げられます。例えば、玄関の近くに階段を配置し、2階に上がってすぐにキッチンがある間取りにすれば、重い荷物を運ぶ距離を最小限に抑えられます。
夏は暑くなりやすい
暖かい空気は上昇する性質があるため、2階リビングは熱がこもりやすく、特に夏場は暑さを感じやすくなります。エアコンの使用頻度が増えれば、1階にある場合より光熱費が高くついてしまうかもしれません。
<対策>
どの季節でも快適なリビングにするためには、断熱性能を高めることが重要です。断熱材の厚みを増やしたり、高性能な窓ガラスを採用したりすることで、2階リビングでも快適な室温を保つことができます。さらにシーリングファンを取り付ければ、冷暖房の効きがアップし、光熱費の削減にもつながります。
家族間のコミュニケーション不足
2階リビングの場合、家族の個室は1階に配置されることが多くなります。そのため、子どもの動きに気づきにくく、交流が減少する可能性があります。
<対策>
対策としては、子ども部屋は2階に配置して、自室に入るためにはリビングを必ず通らなければならない間取りにするのがおすすめです。また、玄関を吹き抜けにすると物音が聞こえるようになり、出入りに気づきやすくなります。
老後は階段が負担に感じることも
リビングが2階にある間取りでは、日常生活だけでなく、宅配便の受け取りなどのちょっとした用事でも階段を使う必要があります。若いときは問題なくても、年齢を重ねるにつれて、階段の上り下りを負担に感じてしまうかもしれません。
<対策>
老後も快適な住まいを保つためには、階段のつくりを工夫することが重要です。緩やかな傾斜で上り下りしやすい階段なら、軽い運動にもなり、体力維持にも役立ちます。安全性をより高めるために、手すりや滑り止めの設置も検討してください。
2階リビングを建てる際のポイント
ここからは、2階リビングをつくるときに抑えておきたい重要ポイントを3つご紹介します。
将来の暮らしを見据えた設計にする
家は長く住み続けるもの。そのため現在の生活スタイルだけでなく、将来の変化も考慮した設計が大切です。
例えば、間仕切りの変更が容易な構造にしたり、1階をバリアフリー設計にしたりすることで、ライフステージの変化に柔軟に対応できます。また、将来的な高齢化に備えて、ホームエレベーターの設置スペースを確保しておくのも賢明です。
方角や窓の配置を考慮する
2階リビングの大きな魅力である採光と眺望を最大限に活かすためには、方角や窓の配置に十分な配慮が必要です。
- 南向き:日当たり良好。夏場は暑くなりやすいので、深い軒や庇を設ける、遮熱効果の高い窓ガラスを使用するなどの直射日光対策が必要。
- 東向き:朝日が入りやすく、夏でも比較的涼しい。朝型の生活スタイルの方におすすめ。
- 西向き:夕方の西日が強く差し込むため、日よけやカーテンなどの対策が必要。夕暮れ時の眺めを楽しみたい方におすすめ。
- 北向き:直射日光が少なく、安定した光を得られる。冬場は寒さ対策が必要。
バルコニーの設置も検討する
2階リビングにバルコニーを隣接させることで、1階の庭付きリビングのような過ごし方ができます。例えば、洗濯物干しスペースとしての利用はもちろん、子どもの遊び場やガーデニングスペースとしてもおすすめ。
2階リビング同様、外部からの視線を気にせずリラックスできる空間となります。
2階リビングはこのような方におすすめ!
多くのメリットがある2階リビング。特に次のような方におすすめです。
- 住宅密集地域に家を建てる方
- プライバシーを重視したい方
- 開放感のあるリビングにしたい方
- 耐震性を重視する方
採光と通風に優れた2階リビングは、特に住宅密集地域など、1階リビングでは快適な空間を確保しにくい場合におすすめです。外部からの視線を気にせず過ごせるため、プライバシーを守りたい方にもぴったり。2階リビングに高天井を組み合わせれば、1階では叶わないような開放的な空間をつくり出せます。
家づくりにおいてプライバシー、開放感、耐震性を重視する方は、ぜひ2階リビングを検討してみてください。
HARMONYは完全自由設計!理想のリビングを実現できます
光や風を存分に取り入れられる2階リビングは、開放感とプライバシーを両立できる、魅力的な設計です。熱のこもりやすさなどの課題もありますが、適切な対策を講じることで快適な住まいを実現できます。
HARMONYでは、2階リビングを含め、敷地の広さや家族のライフスタイルに合わせた自由度の高い設計が可能です。三重県で新築をお考えの方は、ぜひHARMONYにご相談ください。津市の本社、鈴鹿オフィス、伊勢オフィス、松阪ショールームの4拠点でお待ちしております。
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