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住宅コラム
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2022.3.7 Mon
フラット35、今月も金利上昇!
住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の2022年3月の適用金利が発表されました。
融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の 主力タイプの金利幅
1.43%(前月より+0.08%)~2.35%
今月は、金利を引き上げました。
融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅
1.31%(前月より+0.08%)~2.23%
中期に関しても金利を引き上げました。
融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下のタイプの金利幅
1.69%~2.61%です。
融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの金利幅
1.57%~2.49%
以上のようになっています。
今月は、同じ固定金利にて、全てのメガバンクは金利を引き上げましたが、フラット35も同様に全ての借入期間で金利を引き上げました。
少し驚きましたが、金利の引き上げ幅が、全ての期間で0.08%となり、メガバンクよってはフラット35の方が引き上げ幅が大きかったことです。
ただ、これは、今月に限ったことで、先月と合わせて2か月で考えるとフラット35が、最も金利の上げ幅が小さいです。
結果的に、今月も長期固定金利では、もっとも魅力的なサービスを提供しております。
また、他の金融機関に比べて審査が通りやすいのもフラット35の魅力のひとつです。
長期固定金利で住宅ローンを選ぶならフラット35を優先的に検討しましょう。
2022年3月の住宅ローン金利の傾向
今月の住宅ローンの金利は、全ての金融機関が金利を引き上げました、
日本の住宅ローン金利に与える影響が大きい米国の10年国債の長期金利は、上昇を続けております。
ちなみに、米国国債の金利は2022年3月現在で、1.856%となり、先月より、0.102%上がっております。
同じように日本の10年国債も上がり、同じように住宅ローンの固定金利も上がりました。
しかし、まだ日銀の金利誘導目標(±0.25% 現在の日本国債0.175%)の範囲内です。
今月、住宅ローンの金利は上がりましたが、、変らず最低水準にて推移しております。
今後の住宅ローンに関してですが2022年の当初の予想通りに徐々に金利が上がると思いました。
しかし、ロシアのウクライナ進行により、今後の金利の見通しは、不確定な状況となりました。
住宅ローンの利用を検討するなら、今後の金利の上昇が不透明で過去最低水準のここ数か月がおすすめの時期となります。
各住宅ローン商品の金利動向
変動金利
今月も多くの金融機関が金利を据え置いています。
金利を据え置いたので、先月と状況は変わらず3月の変動金利の住宅ローンの金利目安は、0.4%から0.5%となります。
この金利より高ければ割高、低ければ割安といえます。
固定金利 10年~(中期)
ほとんどの金融機関が金利を引き上げました。
しかしながら、お伝えした通り、まだ低水準の金利状況です。
人気の10年固定ですが、この低金利時代にはどの金融機関も金利は似たり寄ったりで、比較する判断が難しいのが現状です。
金利だけでなく、繰上げ返済手数料、事務手数料、団信の内容も踏まえ、住宅ローンを選びましょう。
固定金利 長期
こちらもほとんどの金融機関が金利を引き上げました。
長期固定金利は頭金の割合によってメリットが変わりますが、つなぎ融資を利用すれば、フラット35が頭金なしでも最もメリットがあります。
2022年2月の住宅ローン金利の動向を総括
今月も金利が引き上がった月と言えます。
オミクロン株の金利へ影響は、少ないと判断され、今後徐々に金利が上昇すると予想しました。
3月以降は、米国の10年国債が更に金利上昇するでしょう。
日本国債・日本の住宅ローンも当然上がると予想できます。
しかし、ロシアのウクライナ進行にて経済状況が不透明な状況になりました。
過去の歴史から見るとこの件が落ち着くまでは、金利が上がる可能性は低いと思います。
ですので住宅ローンを利用するなら、金利が過去からみて、低い水準のうちに動いたほうが良いかもしれません。
そして今後必ず起こる金利上昇を考えると、変動金利よりも固定金利のメリットを意識しましょう。
現在、金融緩和の政策により約1%程度に金利は抑えられていますが、金融政策が変更されれば、少なくとも1% 程度の金利上昇が予想されます。
そうなれば、変動金利や期間の短い固定金利は、たちまちに超長期金利を追い抜かしてしまうほど、金利差が小さいことを認識しましょう。
そこで、今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品のメリット・デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう!
※下記のサイトにて、フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか、ご参照くださいませ。
【フラット35】の利用を予定している方、住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、いずれにしても、早めに行動へ移すことをおすすめします。
金利が引き上がった2022年3月の住宅ローン金利は、いまだ低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、金利が低いここ数か月は、検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。