• 家づくりの疑問

住まいの梅雨対策

住まいの梅雨対策

今年の梅雨も梅雨前線が停滞する日が多いようで、全国的に梅雨らしいぐずついた天気となりそうです。梅雨時期は、住まいにも湿気対策や暑さ対策が必要です。じめじめした時期ではありますが、なるべく快適に過ごせるように準備しましょう。

梅雨の時期、不快の原因はじめじめとカビ、におい

春が終わると雨が続き、心も体もじっとりしてしまう梅雨がやってきます。外へ出るたび傘を持ち歩かなくてはならないし、ヘアスタイルも決まらない、この季節は憂鬱だという人が多いのではないでしょうか。せめて家の中だけでも快適に過ごしたいものですが、家の中も湿気がいっぱいです。洗濯物を外に干せないので、部屋干しをすれば部屋の中はさらに湿気が充満し、いやなにおいまでしてしまいます。人間は一晩にコップ2杯分の汗をかきますから、布団もなんだかじめじめして、不快に感じる人も多いですよね。

そこで、少しでも快適に梅雨を過ごせるよう、 工夫をしてみましょう。

梅雨でも快眠!さらっとした布団で眠るためには?

住まいの梅雨対策

熟睡するために重要なのが、ふかふかの布団です。梅雨の時期は湿気を含んで、じっとりした肌触りになりますが、問題はそれだけではありません。湿った布団はダニやカビの温床なのです。天気予報をチェックして、晴れ間が出る日は、布団を干すようにしましょう。

布団の中のダニを殺すためには、1時間以上紫外線をあてると良いとされていますが、太陽が出ていなくても紫外線は降り注いでいるので、晴天でなくても布団を干しましょう。ただ、湿気の多い日は布団を乾燥させる効果が低いですし、雨の降りそうな日に布団を干せば濡らしてしまう可能性があるので、晴れ間もある曇りの日が良いでしょう。

 

しかし、長雨が続いて止み間がないこともあります。その場合は、除湿グッズを上手に活用しましょう。たとえば、昔ながらのすのこを布団の下に敷けば、通気性を格段にアップさせてくれます。真ん中で折って立体にし、布団を干せるタイプもあるので、梅雨の時期には重宝しそうです。

すのこはかさばるという人には、薄い除湿シートも販売されているので、試してみると良いでしょう。もちろん、布団乾燥機を利用するのも一つの方法です。まだまだ梅雨の時期までは時間がありますので、どのような対策をするか決め、しっかり準備をしましょう。

部屋干しでもにおわせない!

住まいの梅雨対策

いつ雨が降るかわからない梅雨の時期は、外に洗濯物が干せない日も多いです。乾燥機があれば良いですが、部屋干しを余儀なくされるご家庭もあるでしょう。部屋干しでいやなにおいが発生することもあるので、なるべく早く取り込みたいものですが、湿気が高いのでそうもいかないです。そこで、少しでも早く乾く工夫をしましょう。

 

まず、干す場所は、通気の良い場所がベターです。といっても外は雨なので、窓を開け放すわけにはいかないので、なるべく広い部屋で、できればエアコンや除湿機、扇風機をつけると良いでしょう。浴室乾燥機や浴室換気扇がある家庭なら浴室でも良いですが、入浴の時間には取り込まなければならないので、量が多かったり、厚手のものが多かいのならば、避けた方が良いでしょう。洗濯物は、脱水を長めにしたり、洗濯機に風乾燥機能がついているなら利用したりして、少しでも湿気を取り除く工夫をしましょう。

干す際には、風を通すため、大きな衣類を一ヶ所にまとめず間に小さなものを干すようにしましょう。また、なるべく布が重ならないようにするのがコツです。小さいタオルなども、ピンチハンガーを使い、なるべく伸ばすようにして干すと乾きが早いです。衣服などの縫い目部分は、布が重なっていて乾きづらいので、裏返して干しましょう。スラックスは裾を拡げるようにしてピンチハンガーにかけると良いでしょう。また、シーツやタオルを紐に干す場合は、斜めがけにすると水分が落ちやすくなります。

 

雨の季節はついつい洗濯物を溜めがちですが、雨天続きならなおのこと、コマメに洗うことが大切です。一度に沢山の洗濯物を部屋に干すと通気性が悪くなってしまうし、汚れた衣類を溜めこむと雑菌が繁殖し、洗った後にも残ってしまう可能性が高くなるからです。

効率的に部屋の湿気をとる

部屋の湿気を除去してくれる機械には、エアコンと除湿機がありますが、どう違うのでしょうか。

エアコンのドライ機能は、室内の空気を取り込み、冷却して結露させることにより水分を排除するものです。「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があり、弱冷房除湿は冷やした空気をそのまま室内に戻すので、除湿すると同時に室温を下げます。再熱除湿は一度冷やした空気をまた暖めてから戻すため、室温は変わらないが、使用電力量が多いという難点があります。どちらにしても、除湿の効率を上げるためには、エアコンの掃除が有効です。エアコンの電源を抜いて、きつく絞った雑巾でエアコン外面についた埃を拭き、前面パネルを開いてフィルターを取り外し、水で洗うと良いでしょう。フィルターは陰干しをして、再びセットします。その後さらに送風運転で完全に乾かしましょう。

 

除湿機には大きくコンプレッサー式とゼオライト式の二種類があります。ゼオライト式は空気を冷やして湿気を水滴に変え、吸湿剤(ゼオライト)で吸着することによって、空気を乾燥させるものです。しかし一般的に、消費電力が大きいわりには除湿能力が低いものが多いです。これに対してコンプレッサー式は基本的にはエアコンの除湿と同じ仕組みですが、本体が重く騒音があること、また低温期には能力が落ちるという欠点があります。また、除湿機には室外機がないので、冷媒ガスを圧縮するときに発生した熱で、室温を上げます。つまり、室温を下げたいならエアコンの弱冷房除湿を、上げたいなら除湿機を使うと良く、洗濯物を乾かす目的なら除湿機が最適です。また、除湿機は風量でエアコンに劣ることが多く、室内の空気が撹拌されづらいため扇風機を併用すると良いですが、肌寒い日は、体に風が当たらないように、壁に向けて扇風機をまわすと良いでしょう。

 

一年に一度は必ずやってくる梅雨はいやな季節ですが、夏場に水不足に陥らないためには、まとまった雨も必要であることも事実です。快適に過ごせるよう、工夫をしてみましょう!!

 

それでは、また。

 

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