2024.6.10 Mon
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フラット35、若干金利を引き下げました!!
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住宅金融支援機構(東京都文京区)が
民間金融機関と提供するフラット35の
2024年6月の適用金利が発表されました。
2024年6月の金利状況
融資率9割以下で
返済期間が21年以上35年以下
1.85%(前月より-0.02%)~3.44%
今月は、僅か0.02%、
金利を引き下上げました。
融資率9割以下で
返済期間が20年以下
1.46%(前月より+0.02%)~3.05%
中期に関しては
若干金利を引き上げました。
融資率が9割超で
返済期間が21年から35年以下
1.96%~3.55%
融資率9割超で
返済期間が20年以下
1.57%~3.16%
以上のようになっています。
フラット35とその他銀行の金利の推移
2024年6月、今月のフラット35は、人気のある、21年~35年の返済期間である、長期の金利は、僅かながら0.02%
金利を引き下げました。
メガバンク・ネット系銀行の長期固定金利は、殆どの金融機関が,大きく金利を上げております。
そんな中元々金利が低い、フラット35は、若干金利は引き下げたので、結果的に、長期固定金利では、もっとも魅力的なサービスを提供しております。
また、他の金融機関に比べて審査が通りやすいのもフラット35の魅力のひとつです。
長期固定金利で住宅ローンを選ぶならフラット35を優先的に検討しましょう。
住宅ローン金利の傾向
2024年6月の住宅ローン金利の傾向
変動金利は据え置き、固定金利も、長期・中期ともにやや金利を引き上げた月となりました。
結果的には、金利は上昇傾向にあり緩やかながら金利が若干上がった月と言えます。
昨年から上がり続けていた米国の金利が、ここ数か月は落ち着きを見せており、金利上昇は終わったとの見方もあります。
そして日本の金利は、金融緩和政策の継続によりそこまで大幅には上がらずに、今後もこの流れは続くのですが、いつまでかが、焦点になりそうです。
日銀のマイナス金利の解除後は、現在の金融政策を維持すると発表しましたので、金利をは上がるのですが、ゆるやかな金利上昇になると予想されます。
世界的に金利高の中、日本は低金利を維持しており、これが、円安を生んでいます。
更に円安が進むようだと、日銀は、低金利の金融政策を解除し、金利を上げなくてはなりませんが、その状況になるには、不透明な状況です。
住宅ローンの利用を検討するなら、ここ数か月金利のあがっていない金利の上昇の可能性が、最も低い変動金利がおススメです。
固定金利も大幅な金利上昇の可能性が少ない、ここ数か月の時期がおすすめかもしれません。
各住宅ローン商品の金利動向
変動金利
今月もほとんどの金融機関が金利を据え置いておりますが、珍しく僅か数社の金融機関が、金利の引き上げと引き下げを行いました。
とは言え、市場最低金利の基準を維持しております。
金利を据え置いたとはいえ、先月より若干に金利が上り、6月の変動金利の住宅ローンの金利目安は、0.4%となります。
この金利より高ければ割高、低ければ割安といえます。
マイナス金利が解除になりましたので、今後、0.1~0.2%金利が上ると予想されます。
予想では、2024年年末までに日銀の利上げのペースによりますが、金利の指標が、0.6~0.8%の可能性は予想されている事を覚えておきましょう。
各住宅ローン商品の金利動向
固定金利 10年~(中期)
今月の10年固定は、ほとんどの金融機関が、金利を引き上げました。
10年固定金利は、日本の10年国債金利をベースに金利を決めている金融機関が多いのですので、国債の金融市場に委ねられます。
日銀が今後、10年国債の金利上昇を発表しましたので、今月の10年固定金利は、各金融機関が上昇したと言えるでしょう。
ただ10年国債は1%になると機関投資の購入意欲が旺盛になると予想されており、当面は1%を超えて上昇することはないので、10年固定金利も1%を超えることはないと予想できます。
これらにより安心安定ということと、固定金利選択型の中核ということで10年固定に人気が集まりますので、どの金融機関も力を入れており、金利は似たり寄ったりで、比較する判断が難しいのが現状です。
金利だけでなく、繰上げ返済手数料、事務手数料、団信の内容も踏まえ、住宅ローンを選びましょう。
各住宅ローン商品の金利動向
固定金利 長期
全ての金融機関によって金利が上りました。
そんな中、今月、若干、金利を下げた、元々金利が低くもっとも人気が高いフラット35が、一番、有益な住宅ローンと言えるでしょう。
長期固定金利は頭金の割合によってメリットが変わりますが、つなぎ融資を利用すれば、フラット35が頭金なしでも最もメリットがあります。
全期間固定は、金利が高いので利用したくないが、変動金利の上昇も気になるという方は、ミックスプランを(変動半分・全期間固定半分)検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
2024年6月の住宅ローン金利の動向を総括
今月は、金利が上昇した月と言えるでしょう。
変動金利は、金利を据え置いたとはいえ、マイナス金利の終わりと、金利引き締め政策が、重なり2024年の年末へ向けて今後は、金利が上ると予想されます。
現在、米国の国債の金利が落ち着いたとはいえ現在の日本の国債の金利はかなり低い状況です。
米国(世界的)と日本の国債の金利差が円安の状況を産んでいると言われております。
ということで、今後金利は上昇する可能性が高いです。
とは言え、金融緩和政策は維持されるので、今後の予想はつきにくいのですが、変動金利があがる可能性は高いと言えるでしょう。
10年固定などは、日本の国債の金利と連動しますので、1%以上が上がらないと予想されており、ここ数か月は、大きく金利が上ることはないでしょう。
ですので、今月の国際は、低水準です。
そして、当然、住宅ローンも低水準です。
2024年に住宅を購入し、住宅ローンを組もうと考えている方は、この数か月が大きなチャンスかもしれません。
そして今後、新規で住宅ローンを組む方は、もちろん、現在、変動金利にて、住宅ローンを組んでおらえる方も、固定金利の低さに注目しましょう。
金利が下がったので、固定金利の売りである、安心の固定返済が低いので、コストパフォーマンスの高さで、手に入れることができると考えております。
今後、金利が上昇する可能性は高いのですが住宅ローンを利用するなら、金利上昇がゆるやかなこの数か月のうちに動いたほうが良いかもしれません。
そして今後必ず起こる金利上昇を考えると、変動金利よりも固定金利のメリットを意識しましょう。
現在、金融緩和政策により約1%に金利は抑えられていますが、マイナス金利が解除され、金融緩和政策が変更されれば、少なくとも1% 程度の金利上昇が予想されます。
そうなれば、変動金利や期間の短い固定金利は、たちまちに超長期金利を追い付いてしまうほど、金利差が小さいことを認識しましょう。
そこで、今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品のメリット/デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう!!
こちらのページにて、
フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいませ。
【フラット35】の利用を予定している方、住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、いずれにしても、早めに行動へ移すことをお勧めします!!
金利が下った2024年1月の住宅ローン金利は、いまだ低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、金利が低いここ数か月は、検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。
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