2024.11.5 Tue
- 家づくりの疑問
初めての家づくりに役立つ!よく出る建築用語を知って不安を解消しよう
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家づくりを始めると、多くの専門用語に出会います。聞き慣れない言葉が多いと、戸惑うことも多いのではないでしょうか。基本的な建築用語を理解しておけば、打ち合わせもスムーズになり、自信を持って家づくりに臨めるようになります。
この記事では、よく耳にする建築用語を解説していきます。担当者との話をスムーズに進められるように、基本的な建築用語を学んで不安を解消しましょう。
敷地や建物に関する建築用語
家づくりにおいて、敷地や建物に関する用語を理解することはとても重要です。ここでは、特に重要な面積についてひとつずつ解説していきます。
敷地面積
建物を建てる土地の総面積のこと。敷地面積は、建ぺい率と容積率を計算する際の基準となる重要な数値です。
建築では「㎡」で表すことが多いですが、不動産では「坪」で表しているケースもあります。1坪=約3.3㎡であり、畳だと約2畳分の大きさです。
建築面積
建物の外壁や柱の中心線で囲まれた部分の面積のことで、専門用語では「水平投影面積」といいます。簡単にいえば、建物の真上に太陽が来た時にできる影の面積のことです。
2階建ての場合、2階よりも1階のほうが広い場合は1階の面積が、1階よりも2階のほうが広い場合は2階の面積が建築面積に該当します。
延床面積
建物の各階の床面積の合計です。これには、1階、2階などすべての階の床面積が含まれます。ただし、バルコニーやロフトなどは含まれないので注意してください。
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積の割合を示す数値で、土地に対してどのくらいの大きさの建物が建てられるかがわかります。
・建ぺい率(%) = 建築面積÷敷地面積×100
例えば敷地面積100㎡の土地の建ぺい率が50%だった場合、建てられる建物の建坪は「50坪」です。
容積率
敷地面積に対する延床面積の割合。何階建ての建物が建築できるのかを定めるための基準のようなものです。
・容積率(%)=延床面積÷敷地面積×100
例えば敷地面積が100㎡で容積率が100%の場合、延べ床面積100㎡までの建物が建築可能。総二階の家なら、1階2階ともに50㎡の広さの家を建てられます。
性能に関する建築用語
ここでは、住宅の性能を評価する上で非常に重要な3つの用語について、詳しく解説します。
断熱性
断熱性とは、建物の内部と外部の熱の移動を抑制する性能のことです。熱の伝わりやすさがどれくらいなのか熱伝導率で表され、値が小さいほど断熱性能が高くなっています。
<断熱性が高い家の特徴>
- 冬は暖かく、夏は涼しく保ちやすい
- 冷暖房費が少なくて済む
- 結露が減り、カビやダニが発生しにくい
気密性
気密性とは、家の隙間から空気が漏れにくい度合いのことです。気密性が高いほど、外気温の影響を受けにくい家になります。
<気密性が高い家の特徴>
- 室内の温度差が少なく、快適に過ごせる
- 冷暖房効率が良く、省エネになる
- 外部の騒音を防止できる
耐震性
耐震性とは、地震の揺れに対する家の強さのことです。耐震性は1から3までの等級で表され、数字が大きいほど耐震性能が高く地震に強いことを示しています。
<耐震性が高い家の特徴>
- 大きな地震でも倒れにくい
- 家族の安全を守れる
- 地震保険料が安くなることがある
外観に関する建築用語
ここからは、HARMONYが手がけた実際の建築事例をもとに、外観に関わる用語を解説します。
軒天(のきてん)
外壁より出ている屋根部分である「軒先」の裏側のこと。雨や日差しから建物を保護し、外壁の劣化を防止する役割があります。
横樋(よこどい)
屋根に降った雨水を集めて流す、軒先に水平に取り付けられた樋のこと。建物の外観デザインに大きく影響するため、外壁との調和が重要です。軒樋(のきどい)とも言います。
縦樋(たてどい)
横樋から受け取った雨水を地面まで導く、垂直に設置された樋のこと。横樋同様、外観デザインとの調和が求められます。
土台水切り
建物の基礎と外壁の間に設置される金属製の板。外壁を伝って流れ落ちてきた雨水が、土台や床下に浸入するのを防ぎます。
内装に関する建築用語
内装に関する用語も、HARMONYの建築事例をもとに解説します。設計士やインテリアデザイナーにイメージを伝える際に、ぜひお役立てください。
框(かまち)
玄関や床の間など、床の高さが変わるところに設置される化粧材のこと。外部と内部の境目などに使用されることが多く、空間を区切る役割があります。
表し梁(あらわしばり)
天井に露出させた梁のことで、空間に立体感と開放感を与えることができます。インテリアのアクセントとしても効果的で、個性的な空間づくりが可能です。
高窓
天井近くに設けられる窓のこと。自然光を効率的に取り入れながら、プライバシーを確保できる特徴があります。
地窓
床に近い位置に設置される窓のこと。通行人からの視線を遮りつつ、庭の植栽や地面の様子を楽しむことができます。
FIX窓(はめ殺し)
開閉できない固定式の窓のことで、景色を楽しむのに適しています。丸型や長方形などさまざまな形状・大きさに対応できるため、建物の外観や内装に独特の個性を与えることができます。
勾配天井
傾斜のついた天井のこと。通常の天井よりも高さがあるため、空間に開放感を与えられます。高窓を設け、自然光を効率的に取り入れれば、日中は電気をつけなくてもいいくらい明るい室内になります。
ハイドア
通常のドアよりも高さのある扉のこと。ドアの上端が天井と一直線になるため、すっきりとした印象になり、空間全体がよりスタイリッシュに見える効果があります。
垂れ壁
垂れ壁とは、天井から下がった途中までしかない壁のこと。ドアなどを使わずに空間を仕切れる点が大きなメリットです。丸や三角にくくり抜くと、お部屋のかわいいアクセントにもなります。
ロフト
天井の高い部屋の上部を有効活用して作られる、中二階的スペース。寝室、書斎、収納スペース、子どもの遊び場など、さまざまな用途に活用できます。
笠木(かさぎ)
天井まで届かない壁の上端部に取り付ける仕上げ材のこと。対面キッチンなどの室内や、ベランダなどの屋外でも使われます。対面キッチンに設ける笠木は、ちょっとした物を置く場所としても便利です。
ニッチ
壁面に設けられたへこんだスペースのこと。装飾や収納として利用でき、空間にアクセントを加えてくれます。間接照明と組み合わせて、おしゃれな雰囲気を演出するのもおすすめです。
可動棚
位置や高さを自由に調整できる棚のこと。棚の数を増やしたり、大きなものを収納するために減らしたり、収納するものに合わせてカスタマイズできて非常に便利です。
シーリングファン
天井に設置される、空気の循環を目的とした装置。吹き抜けと相性が良く、大空間の空調効率を高められます。デザイン性も高く、インテリアのアクセントとしても人気です。
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