2025.5.27 Tue
- 家づくりの疑問
梅雨もへっちゃら!湿気・カビ対策で快適な住まいづくり

目次 [閉じる]
日本の気候は温暖で湿度が高く、特に梅雨時期は室内に湿気がこもりがち。湿気を放置しておくと、ジメジメとした不快感だけではなくカビが発生するリスクが上がり、アレルギーや喘息の原因になりかねません。毎年5月後半から湿度が上がり始めますので、事前に住まいの湿気・カビ対策をしておきたいところです。
本記事では「梅雨時期に快適な住環境を整えたい」とお考えの方のために、湿気・カビ対策に効果的な建材や設計についてお伝えします。HARMONYが得意とする調湿効果のある自然素材の家づくりについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
梅雨の湿気・カビ対策!快適な住まいづくりの6つのポイント

梅雨時期に快適な住まいを整えるなら、室内の湿度を適切に管理し、カビが発生しづらい環境づくりを目指しましょう。そのためには、住まいづくりを考える段階から湿度調整しやすい設計と建材選びが重要です。
以下に6つのポイントをご紹介しますので参考にしてください。
1.高気密・高断熱な家づくり
雨の日には、湿気をおびた外気が湿度の低い室内へ流入しやすくなります。室内を快適な湿度に維持するためには、湿気を家の中に入れない対策が必要。高気密の家なら、外部からの湿気の進入を防ぎ室内の湿度をコントロールしやすくしてくれます。
さらに、高断熱性能を合わせ持っている家なら外気の熱の進入を防ぎます。カビは高温・多湿の環境を好むため、湿度と一緒に温度の管理を徹底しましょう。
2.適切な換気システム
気密性の高い家は外気の流入を防ぐ反面、室内の空気が滞りやすいという注意すべき点があります。そこで高気密な家には、室内の湿気を排出する換気システムが欠かせません。快適な湿度を管理するために、換気システムで室内の空気を効率的に入れ替えましょう。
新築住宅には「24時間換気システム」の導入が義務付けられているので、窓を開けづらい雨の日も含め、常に利用するようにしてください。
3.結露しにくい窓選び
夏場は冷房の使用によって室内外の温度差が大きくなり結露が発生します。結露を放置すると、窓枠やカーテンがカビの温床になってしまいかねません。
結露の発生を防ぐには、高い断熱性能を持った窓の採用を検討しましょう。熱が伝わりにくい樹脂フレームやLow-E複層ガラスの窓を選べば、室内の空気と窓の表面温度の差が小さくなります。梅雨時期はもちろん冬の寒い時期にも結露を抑えられ、カビの発生を防げるのでおすすめです。
4.風が通り抜けやすい窓配置

窓の配置を工夫して、湿度がたまりにくい快適な住まいを叶えましょう。対角線上に窓を配置すれば、風が通り抜けやすくなり、天気の良い日に窓から湿気を外に逃せます。
また、南側の吹き抜け窓や高窓を計画するのもおすすめです。効率的に日光を取り入れられるので、湿気の減少につながります。
5.湿気がたまりにくい間取りプラン
梅雨時期は洗濯物を外で干しづらく、室内干しの湿気に悩まされている方も多いかと思います。洗濯物の湿気対策としては、「ランドリールーム」を取り入れた間取りプランがおすすめです。居室空間はエアコンや除湿機などで湿度を減らしやすくなり、快適に維持できます。
また、クローゼットは住まいの中でも空気が滞って湿気がたまりやすい場所です。服にカビが発生するのを防ぐために、扉を無くして開放的なレイアウトにしたり、ウォークインクローゼットで空気の通り道をつくったり、換気設備を設置したりすることをおすすめします。
6.調湿効果のある建材選び
室内の湿気を減らすには、調湿効果のある内装建材にこだわりましょう。壁は面積が広いため、調湿性能のあるクロスやエコカラットなどの調湿タイル、天然の湿度調節機能を持った「漆喰・珪藻土」などの壁材を採用すると効果を感じられます。
また、床は常に触れる場所なので、さらっとした感触にしたいもの。調湿効果のある無垢の床材を採用すると、ジメジメした床触りを防げるのでおすすめです。
調湿効果のある3つの自然素材の特徴をご紹介

調湿効果のある自然素材は、梅雨どきの湿気・カビ対策だけではなく、家族の健康や住まいの快適性にこだわりたい方にもおすすめです。
ここでは、代表的な3つの自然素材の特徴をご紹介します。
無垢材
無垢材の床は、天然の一枚板を使用した自然素材です。空気中の水分を吸収・放出する「調湿作用」によって湿気を吸収してくれるので、梅雨時期のジメジメ感を抑えられます。
しかし、傷や凹みができやすい点は生活するうえで気になるところ。定期的なメンテナンスをしつつ、ある程度の傷は経年劣化として楽しむ心のゆとりも大切です。
漆喰
漆喰とは、サンゴ礁などから生成される石灰石からつくられた壁材で、古くから日本で親しまれてきました。漆喰は経年劣化しにくく、塗ってから数年間でさらに硬くなるという特徴があります。さらにカビの発生を抑える抗菌性も期待できる魅力的な建材です。
ただし、漆喰は他の壁材に比べて施工が難しくて手間がかかります。うつくしい仕上がりを求めるなら、技術と経験のある職人がいる工務店に依頼しましょう。
珪藻土
珪藻土とは、藻類の化石が堆積した粘土質の土のことを言います。湿度が高いときは、表面にあいた無数の穴で空気中の水分を吸収し、低いときは放出するため壁に塗ると高い調湿機能を発揮します。
ただ珪藻土自体には抗菌作用がないため、吸湿したまま放置すると表面にカビが生えやすい点に注意が必要です。表面を清潔に保ち、こまめに換気を行って湿気がたまりすぎないように管理しましょう。
HARMONYは自然素材の家づくりが得意

自然素材を使用したお家はあたたかみがあり、家族の日々の生活とともにその姿を変化させます。HARMONYの家は無垢の木材と塗壁にこだわった家づくりを数多く提供してきました。HARMONYが自信をもってご提案する自然素材について、詳しくご紹介します。
無垢の床【ピノアース】
無垢材を使用したお家は、入った瞬間木の香りに包まれます。梅雨のジメジメした時期でも、思わず深呼吸をしたくなるような清々しい空気と、思わず裸足になりたくなる心地よさが魅力です。
HARMONYでは、ウッドワンの「ピノアース」を標準仕様として採用しています。ピノアースは健康や環境への配慮のある高品質な無垢の床。お手入れしやすく、傷や凹みをご家庭でメンテナンスして長く使い続けられます。
家族の健康を見守り、共に成長していく無垢材の経年変化を楽しみましょう。
無垢フローリングのお手入れ方法や「ピノアース」について、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
塗壁【HARMONYウォール】
漆喰をベースにした会社独自の塗壁「HARMONYウォール」を開発・提供しています。調湿効果・消臭効果・耐久性にすぐれ、お部屋の空気をきれいに保ってくれる自慢の塗壁材です。
梅雨時においても自動的に湿度を調節し、結露や不快なジメジメを防いでくれるので快適な住まい環境に役立ちます。
HARMONYでは、標準仕様でこの「HARMONYウォール」の塗壁を採用。熟練した職人の手によって仕上げられる、デザイン性が高く美しい仕上がりにもご期待ください。
湿気・カビ対策を意識した家づくりならHARMONYにお任せください

湿気・カビ対策を意識した家づくりは、家を長持ちさせるだけではなく、家族の健康にもつながります。設計の段階から設備や建材について配慮し、梅雨どきでも湿気やカビへの悩みが減少するよう住まいの計画を立てましょう。
HARMONYでは、高気密・高断熱住宅、自然素材の家づくりを得意としています。お客様一人ひとりのご要望に合わせた自由設計で、湿気がこもりにくく快適に過ごせるプランをご提案させていただきます。
三重県で新築をお考えの方は、ぜひ一度HARMONYのモデルハウスにお越しください。津市の本社、鈴鹿オフィス、伊勢オフィス、松阪ショールームの4拠点で、皆様のご来場をお待ちしております。