2025.9.2 Tue
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津市で住宅補助金制度をフル活用!新築・リフォームをお得に進める方法とは?

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新築やリフォームを検討中の方にとって、見逃せないのが国や自治体から支給される補助金制度。津市では、住宅の取得・改修・耐震化・省エネ設備導入など、さまざまな制度が充実しています。
今回は、津市で利用できる主要な住宅補助金制度について、申請手順から注意点まで詳しく解説します。津市で家づくりを計画中の方は、ぜひ参考にしてください。
津市の住宅補助金制度はどんなものがある?

津市で利用できる補助金の一覧は、以下の通りです。
<津市への移住で空き家を取得・改修するなら>
名称 | 対象者・条件 | 内容 | 補助金額 |
子育て世帯移住促進空き家活用助成事業補助金 | 津市外から移住する子育て世帯 | 空き家取得費用の一部を補助 |
最大150万円※区域により異なる |
リノベーション等補助金 | 津市外から移住し、空き家を改修する人 | 改修費の1/3を補助 | 上限100万円 |
<既存木造住宅の耐震性が不安なときは>
名称 | 対象者・条件 | 内容 | 補助金額 |
木造住宅耐震診断事業 | 昭和56年5月以前建築の木造住宅の所有者 | 耐震診断を無料で実施 |
無料 |
木造住宅耐震補強計画事業補助金 | 耐震診断で評点0.7未満と判定された住宅 | 耐震補強計画作成費用を補助 | 一般診断法:最高18万円
精密診断法:最高34万円 |
木造住宅耐震補強事業補助金 | 補強計画に基づいて工事を行う住宅 | 耐震補強工事費用を補助 | 耐震補強工事:工事費全額(最高157.5万円)
準耐震補強工事:工事費の2/3(最高30万円) リフォーム工事:工事費の1/3(最高20万円) |
<光熱費の削減や災害対策を考えるなら>
名称 | 対象者・条件 | 内容 | 補助金額 |
新エネルギー利用設備設置費補助制度 | 新エネルギー利用設備(太陽光発電・エネファーム・蓄電池など)を導入する住宅の所有者 | 新エネルギー利用設備の設置費用を補助 | 6万円/1件 |
それぞれのカテゴリーについて、詳しい内容と活用のポイントを解説していきます。
津市への移住で空き家を取得・改修するなら

津市への移住を目的に空き家を取得・リノベーションする際に利用できる制度は、次の2つです。
- 子育て世帯移住促進空き家活用助成事業補助金
- リノベーション等補助金
空き家取得に関する制度は子育て世帯が対象ですが、リノベーション等補助金は、移住を目的とした改修であれば世帯の制限なく利用できます。
【最大150万円】子育て世帯向け!移住&空き家活用補助
「子育て世帯移住促進空き家活用助成事業補助金」は、18歳未満の子どもを養育する子育て世帯が、津市外から移住するときに利用できる制度です。
市内の空き家を購入して10年以上住むことが条件で、補助金の上限は100万円。ただし、居住誘導区域内の空き家を購入する場合は、上限が150万円に増額されます。
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【最大100万円】移住者なら誰でも利用可能「リノベーション等補助金」
「リノベーション等補助金」は、津市への移住を推進するための制度です。実際に転入する移住者だけでなく、移住者と売買契約や賃貸借契約を結んだ空き家の所有者も補助の対象となります。
補助金額は、リノベーションなどにかかった費用の3分の1で、上限は100万円。ただし補助金の対象となるのは、津市内に本店・支店・営業所がある建設業者が行った工事に限られます。工事を依頼する際は、事前に業者の所在地を確認しましょう。
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既存木造住宅の耐震性が不安なときは

空き家の改修などで新しく住宅を取得する場合だけでなく、現在お住まいの木造住宅の耐震性能に不安がある方にも手厚い補助制度があります。
無料の耐震診断から始まり、補強計画の作成、実際の補強工事まで段階的にサポートを受けられるようになっています。
【無料】昭和56年以前の木造住宅を耐震診断
津市では「木造住宅耐震診断」として、昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅を対象に、専門家による耐震診断を完全無料で実施中です。該当する住宅をお持ちの方は積極的に耐震診断を受けることをおすすめします。
【最高34万円】耐震補強計画の作成費を補助
市が実施する無料耐震診断を受けて、耐震補強が必要と判断された場合は、補強計画の作成費用に対しても補助金が支給されます。一般診断法では最高18万円、より詳細な精密診断法では最高34万円まで補助されるため、費用負担を大幅に軽減できますよ。
【最大157.5万円】補強工事+リフォームまで手厚くサポート
「津市木造住宅耐震補強事業補助金」では、耐震補強工事や準耐震補強工事、さらにリフォームを行う場合に補助金が支給されます。内訳は以下の通りです。
- 耐震補強工事:補強工事費の全額(最高157.5万円)
- 準耐震補強工事:補強工事費の3分の2(最高30万円)
- リフォーム工事:リフォーム工事費の3分の1(最高20万円)
耐震補強工事や準耐震補強工事と一緒にリフォームする場合は、最高20万円が追加で支給されます。長く安心して住むために、バリアフリー化もあわせて検討してみてください。
光熱費の削減や災害対策を考えるなら

太陽光発電や家庭用燃料電池システム(エネファーム)、蓄電池の設置に対し、津市は「新エネルギー利用設備設置費補助制度」で補助金を支給しています。
<設備別の補助金額>
対象 | 補助金額(1件あたり) |
太陽光発電システム(5kW以上10kW未満 | 6万円 |
家庭用燃料電池システム(エネファーム) | 6万円 |
小型風力発電システム | 6万円 |
定置型蓄電池※ | 6万円 |
電気自動車等充給電設備(V2H)※ | 6万円 |
<設備別の補助金額>※定置型蓄電池とV2Hは、太陽光発電システムと同時設置の場合のみ補助対象
太陽光発電や蓄電池は光熱費の削減につながるだけでなく、災害時の備えとしても活躍が期待できます。新築やリフォームのタイミングでの、積極的な検討がおすすめです。
国・県の制度との併用でさらにお得に!

これまでに紹介した津市の住宅補助金の中には、国や三重県の制度と併用できるものがあります。特に注目すべきは以下の制度です。
<国の制度>
- 省エネ性能の高い住宅の取得を支援する「子育てグリーン住宅支援事業」
- 断熱性の高い窓へのリフォームが対象となる「先進的窓リノベ2025事業」
- エネルギー効率の良い給湯器への買い替えを支援する「給湯省エネ2025事業」
- 住宅の耐震化・省エネ化等を総合的に支援する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」
<三重県の制度>
- 太陽光発電設備や蓄電池の導入を支援する「三重県太陽光発電設備等設置費補助金」
津市・国・三重県の制度を上手に組み合わせることで、より多くの補助金を受けられる可能性があります。情報を集めて、お得に計画を進めましょう。
※制度によって併用可否や条件が異なるため、申請前に各担当課への確認が必要です。
補助金申請の基本的な流れ

ここでは、補助金制度の流れについて解説しましょう。申請から受給までは、基本的に以下のような流れで進みます。
- 利用したい補助金制度を確認する
- 補助金対応可能な業者を選定する
- 申請書類を準備し提出する
- 交付決定後に契約・工事を実施する
- 報告書を提出し補助金を受給する
申請に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、HARMONYでは書類の準備から申請手続きまですべて代行いたしますのでご安心くださいね。
補助金申請時に必ず押さえておきたい注意点

補助金申請のルールを事前に把握しておかないと、工事が完了してから「補助金がもらえない」という事態に陥る可能性も。
ここでは、補助金申請時に絶対に押さえておきたい4つの重要ポイントを解説します。
必ず登録業者へ依頼する
補助金制度は、基本的に事前に登録された業者でなければ申請できません。工事を依頼する前に、必ず業者が補助金の登録業者かどうかを確認しましょう。
早めに申請する
補助金は予算に限りがあるため、年度途中でも受付が終了する場合があります。申請を検討している方は、早めの準備と申請を心がけてください。
交付決定前の着工は絶対に避ける
補助金の交付が決定する前に工事に着手すると、補助対象外となります。どんなに急いでいても、必ず交付決定通知を受けてから着工してください。
書類・写真の準備を怠らない
補助金の申請では、工事前後の写真、契約書、領収書などの書類提出が必須となります。提出期限に遅れないよう、必要な書類を事前に確認し、しっかりと準備しておきましょう。
津市の住宅補助金でお得な家づくりを実現しませんか?

津市には、移住促進から耐震化、省エネ設備導入まで、幅広い住宅補助金制度が整っています。これらの制度を上手に活用することで、理想の住まいづくりを大幅にコストダウンして実現できます。
ただ「どの補助金が利用できるの?」「申請方法が分からない…」など、気になる点も多いかもしれません。津市の住宅補助金についてご不明な点がある方は、ぜひHARMONYにご相談ください。地元・津市に根ざした工務店として、最新の制度情報と家づくりのノウハウをもとに、最適な家づくりをご提案いたします。
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※掲載内容は、すべて令和7年度版での情報です。制度の内容や補助金額は都度変更される場合がありますので、利用前に必ず最新情報を確認してください。