2025.8.05 火
夏のエアコン活用法
夏の暑さ対策に欠かせないのがエアコン。しかし、ただスイッチを入れるだけでは「電気代が高くつく」「部屋が冷えにくい」などの不満が残りがちです。正しい使い方を知ることで、快適性と省エネを両立させることができます。本記事では、エアコンの効果を最大限に引き出すポイントを整理しました。
- エアコンの設定温度は27〜28℃
冷房の設定温度を下げすぎると、電力消費が急増するだけでなく、体調を崩す原因にもなります。環境省も推奨している27〜28℃前後を目安に設定し、無理のない涼しさを確保しましょう。
- サーキュレーターや扇風機を併用
冷たい空気は床にたまりやすいため、部屋全体に行き渡らせることが重要です。
サーキュレーターを天井に向けて風を送る
扇風機をエアコンの対角線上に置く
これだけで体感温度が下がり、設定温度を1℃上げても快適に過ごせます。
- フィルター清掃で冷却効率を維持
エアコンのフィルターが目詰まりすると、冷房効果が落ちるうえ電気代も余計にかかります。2週間に1度の清掃が理想です。掃除機でホコリを吸い取るだけでも十分効果があります。
- 遮熱・断熱で室温上昇を防ぐ
冷やすだけでなく、熱を入れない工夫も欠かせません。
遮光カーテンやブラインドで直射日光をカット
窓に断熱シートを貼る
夕方の打ち水で気化熱効果を利用
エアコンの負荷を減らすことで省エネにも直結します。
- タイマー機能を活用
一晩中つけっぱなしにするのではなく、入眠から3時間程度で切れるよう設定すると電気代を抑えつつ快適に眠れます。最近の機種は「おやすみモード」も搭載しており、就寝時の暑さ対策に最適です。
まとめ
エアコンは正しい使い方をすれば、暑さ対策の強力な味方になります。
設定温度は27〜28℃
サーキュレーターで空気を循環
フィルター清掃で冷却効率を維持
遮熱・断熱で室温上昇を防止
タイマー機能で無駄を削減
これらを実践するだけで、快適さと省エネの両立が可能です。猛暑の夏を乗り切るために、ぜひ今日から取り入れてみてください。

西尾 和磨
KAZUMA NISHIO