設計の工夫で生まれた、外に閉じて中に開く中庭のある家
「広さ」ではなく「暮らしやすさ」で選ぶ——。
29坪というコンパクトな延床の中に、プライバシーと開放感、家事のしやすさ、そして夫婦それぞれの居場所を、余すことなく詰め込みました。
自由設計だからこそ叶えられた、住むほどに愛着がわく住まいをご紹介します。

「外に閉じて、中に開く」
限られた広さで、いかに”のびやかさ”を生むか。
K様邸が出した答えは、家の中心にコの字型の中庭を設けることでした。
外部からの視線はしっかり遮りながら、家の内側にはたっぷりと光と風を取り込む。
閉じることで、かえって開放的に暮らせる——そんな逆転の発想が、この家の設計思想です。

「広い家」ではなく、「行き止まりのない、暮らしやすい家」を。

LDK+中庭。プライバシーを守りながら、光をたっぷり取り込む
暮らしの動きに沿って部屋と収納を配置し、回遊できる動線でつなぐ。
29坪でも窮屈さを感じさせないのは、一つひとつの空間が役割を持ち、無駄なく連続しているからです。
中庭のある暮らし

コの字型の中庭は、この家の主役です。
周囲の視線を気にせずカーテンを開け放てるので、日中は自然光がリビングいっぱいに広がります。
天気のいい日は中庭でくつろいだり、休日にはバーベキューを楽しんだり。
塀の外を意識しなくていい、自分たちだけの外の空間が、毎日の暮らしに”余白”を生んでいます。

「自分の家に人を呼べるのが嬉しい」とK様。中庭を囲むLDKは、家族の時間にも、来客をもてなす場にもなる、暮らしの中心です。
ダイニング横に設けた畳ヌックと書庫は、ご夫妻共通の趣味・漫画のための”おこもりスペース”。
2階に上がらなくても、ここで心ゆくまで没頭できます。
生活の真ん中を貫く、回遊動線
帰ってきて手を洗い、上着を脱ぎ、お風呂へ向かい、そのままキッチンやリビングへ。
K様邸では、この一連の流れがぐるりとつながる回遊動線を採用しました。
キッチン・ランドリールーム・ファミリークロークを近接させることで、洗う・干す・しまうがひとつながりに。
家事の”往復”が減り、毎日の手間がぐっと軽くなっています。



回遊動線・水回り。帰宅動線と家事動線をまとめて効率化。


趣味に没頭できる、畳ヌック+書庫の"マンガ部屋"
ご夫妻の共通の趣味は、漫画。
当初は少し離れた場所に”隠し部屋”のような本棚スペースを検討していましたが、話し合いを重ね、ダイニング横に畳ヌックと書庫を設ける形に落ち着きました。
2階に上がらなくても、ここでゴロゴロしながら心ゆくまで没頭できる、絶好のおこもりスペース。趣味が同じでも、それぞれの居場所がちゃんとあるのが、この家らしさです。


畳ヌック+書庫のマンガ部屋。趣味が同じでも、それぞれの居場所に
表情をつくる、外観のディテール
外観は白系のガルバリウム。
ただ一色で仕上げるのではなく、メインの通りから見える正面の一面だけを横貼りにし、ほかは縦貼りにすることで、見る角度によって表情が変わるように。
シンプルながら、正面と斜めで印象がガラリと変わる、こだわりの外観です。

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