2024.2.23 金
いろいろあります
こんにちは。
津店設計の藤林です。
ご存じでしょうか?
「耐震等級3」にも色々と違いがあるということを。
構造計算の方法も主に「性能表示計算」と「許容応力度計算」の2種類あり、強さに違いが出るというのもありますが、今回お話したいのは、「間取り図」を作成する時点での事です。
間取り図を作成する過程も、主に以下の2種類が存在します。
①
担当の営業マンが、会社のマニュアルに沿ってお客様の要望を叶える間取り図を描き、打合せしながら決定していく。
構造についてはマニュアル頼りとなる。
間取り図が決定した後に設計士(建築士)が介入し、構造が成り立つような図面としていく。
その過程で構造の補強が必要となり、柱や壁の追加等が発生し、イメージとは異なる家が完成することもある。
②
最初から設計士が構造の事も踏まえ、お客様の要望を叶える間取り図を作る。
要望を叶える上で構造のリスクが生じる場合は、きちんとその旨を説明した上でより良い提案となるよう話し合いながら解決していく。
間取り決定後の構造補強等の変更もほとんどない。
①②いずれでも「耐震等級3」の取得は可能となります。
「どうにか等級3を取得できました」と「バランスの良い構造で等級3を取得しました」では
大きく違うと感じませんか?
ちなみにHARMONYは②の流れで間取り図の提案を行っています。
最近設計した図面の外観パースをいくつかご紹介します。
ガルバリウム鋼板+羽目板(レッドシダー)
ガルバリウム鋼板+サッシ回り羽目板(杉)
以下の2つは、同じ要望で外観が違うパターンを提案したものです。
少し間取りも変わるので、どちらを選ぶか悩まれてました(笑)
家造りの参考にしていただければ幸いです。
設計部長
藤林 信之
NOBUYUKI FUJIBAYASHI