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【STAFF VOICE】「お客さんからもらうパワーがイチバンの刺激」そう語る設計部長が、図面より先に向き合っているもの

【STAFF VOICE】「お客さんからもらうパワーがイチバンの刺激」そう語る設計部長が、図面より先に向き合っているもの

「極力後悔が少ない家にしてあげなあかん」――そう語るのは、設計部長の藤林。

 

お客さまの持つイメージを超えられたかどうか。それをジャッジするのは自分ではなく、お客さま。だからこそ、学んできたこと、見てきたこと、自分の考え方――全部を使って叶えてあげたい。一軒一軒のプランに、つい時間をかけすぎてしまうと言います。

 

そんな彼が、図面を描くより先に向き合っているものとは。今回はインタビューで聞いてみました。

設計部 藤林 信之

設計部 藤林 信之

1.建築の「ケ」の字も知らなかった。きっかけは経営者の直感の一声

―― 藤林さんは、もともと建築志望だったんですか?

 

実はそうではなくて。高校は工業でしたけど機械科でしたし、その前は2年ぐらいフリーターみたいな感じでフラフラしていたんです。

 

「ちゃんと働いたらどうや」という流れで紹介を受けて、20歳の頃に最初の会社に入りました。ここが住宅業界の入口でした。

 

そこで働いているうちに、経営者の方から「お前は設計の方がいいかもしれんな」という声があって。その人の直感で、僕は設計になったんです。

 

志を持って建築を始めたわけじゃなく、「まともな社会人として働こう」というのがリアルなところ。でも、それがたまたま自分の中でハマったんですね。

2. 「知識として知っている」と「実際に見た」は違う

―― 最初の会社では、どんなことを学びましたか?

 

学んだことは本当に大きいです。最初の会社では厳しめに教えてもらいました。

 

特に大きかったのは、現場に出たこと。実際の建築の流れをこの目で見られたことです。「知識として知っている」のと「実際の流れを見たことがある」のとでは、全然違うんですよ。

 

職人さんたちもかっこよかった。基礎屋さんの筋肉とか、鉄筋を番線で結んでいく姿とか――純粋に「かっこええな」って。一軒の家にこれだけの人が携わるのかという驚きもありました。

結局、最初の会社には9年勤めて、そのうち7年を設計としてキャリアを積みました。

3. 建売で背負った、「売れる・売れへん」の責任

―― その後、建売を主な商材とする会社へ移られたんですよね。

 

そうです。建売って、注文住宅とは違って、設計士にかかる責任が大きいんですよ。

 

買い手の目線では、土地と価格が大きな割合を占めます。でも、その次くらいに建物——間取りが重要になってくる。つまり、売れる・売れへんの責任が、設計に直接返ってくるんです。場所が悪かったり、金額をそこまで抑えられないケースでは、「建物で売る」というコンセプトになることもありますから。

 

―― それは、プレッシャーが大きかったんじゃないですか?

 

いや、それがね。プレッシャーは、今の注文住宅を建てる時と変わらずあるんですよ。

 

建売だろうが注文だろうが、その家にお客さまの人生がかかっていることは、何も変わらないですから。

 

―― お客さまと直接やり取りするようになったのも、この頃からだとか。

 

最初の会社ではお客さんと対面することはなかったんですけど、この会社から直接やり取りする設計士になりました。

 

全社員営業体制の会社だったので、建売を見に来たお客さんに注文住宅をお勧めすることも。かなり早い段階から、お客さんと接する機会が多かったですね。

 

その後、知人の紹介でもう一社経験して、HARMONYに辿り着きました。

4. 100人いたら、100通り。お客さまからパワーをもらうから、全部教えたい

―― 長いキャリアの中で、この仕事を続けてこられた原動力は、何なんでしょう?

 

うーん、お客さまの家をつくり上げていくこと自体が好き、というのは大前提なんですけど……それだけじゃ、たぶん続いてないんですよ。

 

家づくりって、基本的に一生に一回なんです。だから初めての方ばかりで、心の持ち方も、家に求めるものも、何もかもが違う。100人いたら、100通り。 同じ家づくりは一回もない。それが僕にとって、すごい刺激になるんです。

 

それにね、不思議なんですけど、家づくりに全力で向かっている時のお客さまから、こっちがパワーをもらうんですよ。

 

だからこそ、自分の持っている知識や考え方を、全部教えてあげたいと思う。後悔しないような家にしてあげたいと思う。結果、プラン一つに対しても、すごく時間をかけてしまうんですけどね(笑)。

5. 建築士は「お客さんの生命と財産を守る」仕事

―― 藤林さんが、設計士として根っこに持っているものは何ですか?

 

建築士の資格を取る時に、必ず最初に学ぶことがあるんです。それは、僕ら建築士は「お客さんの生命と財産」この2つを守る仕事をしているということ。

 

でかい話に聞こえるかもしれませんが、実際そうなんですよ。すぐ崩壊するような家を建てたら、生命の危機にもなるし、当然財産も失われる。その気持ちを持ってやっていけ、というのは建築士の入り口で学ぶようなことなんです。

6. 図面より先に向き合うのは、お客さまの「本音」

―― 打ち合わせで大切にしていることを教えてください。

 

図面を描く前に、まず向き合わなあかんのはお客さまの「本音」なんです。

 

僕、年齢的に口角も下がってきましたし(笑)、営業担当が「うちの設計士はすごいんです」と持ち上げてから会うことになるので、お客さまが緊張してしまうんですよ。そうすると、雰囲気的に要望が言いにくくなるし、こっちの言葉ばかりが強くなってしまう。

 

一生住む家に対して、遠慮なんてされたくないですからね。打ち合わせ中の雰囲気も柔らかくしようと心がけていますよ。

砕けた話をするときもあるし、受け答えの中で、家とは関係ない雑談で笑い合ったりもします(笑)。

 

それと、空気だけじゃなくて仕組みも作っています。うちには、「打合せ前の確認事項」というのがあるんです。

 

そこに「とにかく遠慮なく話してほしい」「こんなこと聞いてええんかなと思わずに、何でも聞いてください」ということを盛り込んであって、サインをもらうくだりまでしています

 

――実際に、その紙を見せてもらいました。そこにはこう書かれています。

 

 

家づくりに関わる【全て】を【説明する・打合せする】ということは実質不可能です。家づくりに関わることの膨大さ、説明・打合せに費やせる時間・期間に限りがあること。といったことが理由です。

 

お客様自身の【興味のあること】【こだわること】【疑問に思うこと】などがあれば、遠慮なくお話しください。
打合せにて決定した内容は、図面・仕様書などに可能な限り反映させます。

(一部抜粋)

 

 

プロとして担うべきことは、すべて引き受ける。そのうえで、お客さまの中にある「やりたいこと」「こだわり」「疑問」を全部出してもらって、一緒にいい家をつくる——この一枚は、そのための約束なのだと感じました。

 

「ここまで徹底するんですね。」と驚くと、藤林は笑いながらこう答えてくれました。

 

「何も要望ないよ」という方でも、話しているとポロっと出てくることって、結構あるんですよ(笑)。

7. これから家を建てる皆さまへ

家づくりは、一生に一回。だからこそ、一生極力後悔が少ない家にしてあげたい。

 

遠慮はいりません。何でも聞いてください。あなたの家づくりに、僕の持っているもの全部でお応えします。

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